1. 対応ありのt検定とは?
- 1要因2水準の実験計画の場合はt検定を行います。3水準以上あるときは分散分析を使います。
- 3水準以上あるときにそれぞれのペアについてt検定を行うと,実際には差がない場合に誤って「差がある」と判断してしまう確率(第1種の過誤)が増えてしまいます。
チェック!
- 1要因2水準:t検定
- 1要因3水準:分散分析
- 2要因2水準:分散分析
例題
問1
10 名の参加者に対して, お酒に対する好みを調査しました。全ての参加者に対してワインと日本酒に対する 好みを10段階で評価させたところ, 以下の結果が得られました。表中の数値は各お酒に対する評価を示します。この結果から, お酒の種類によって好みの評価が異なるといえるでしょうか?
2. データの入力
エクセルでの作業
- 2つの条件を同じ参加者が行った場合は,参加者内(対応あり)のt検定を行います。
- まずは分析するデータの準備です。参加者を縦に,条件を横に並べます。
データ部分をスプレッドシートに貼り付け
以下のように貼り付けて,ラベルも入力してください。
3. 分析方法
上のタブから「t検定」を選んでください。