これまで作成したlab.js で作成した実験や調査をオンラインで実施できるようにしてみましょう。今回はOpen Labというサービスを用いて,オンライン実験化してみます。
lab.jsはオンラインでの実施に関しては豊富な選択肢を提供してくれています。Builderのメニュー(右図)を開いてみると,大部分がオンラインでの使用のためのエクスポート方法になっています。それぞれ以下のようなエクスポート方法です。
Open labとはlab.js Buliderと連携することで,オンライン実験を簡単・安全に実施するためのホスティングサービスです。Open labがサーバーを提供してくれているので,実験者はlab.js Buliderで作成した実験をOpen labにアップロードするだけで,セキュリティが確保された環境でオンライン実験を実施することができます。しかも,lab.js Bulider自体にOpen Labとの連携機能が含まれており,簡単にアップロードが可能です。
費用についてはプランごとに以下のようになっています(2020年4月時点)。Freeプランでも1つのオンライン実験を走らせることができます。(参照:https://open-lab.online/researcher/pricing)
Opan labのプラン一覧
プラン | 参加者上限 | 同時実施可能数 | 費用 |
---|---|---|---|
Free | 300 | 1 | 無料 |
Professional | 1000 | 5 | €6/月 |
Laboratory | 無制限 | 無制限 | €15/月 |
ここでいう「参加者上限」は実験・調査を開始した人数の上限という意味のようです。つまり,「最後まで行った人=参加者」ではなく,「開始した人=参加者」という定義のようです。
Freeプランの「300」という数字は大きいように思えますが,実験を実施した人すべてが最後まで行ってくれるわけではないので,100人程度のサンプルサイズまでなどに限定する方がよいかもしれません。
まず,アカウントを作成します。