1.出力ファイルのフォーマット

lab.jsで出力された結果(csvファイルやjsonファイル)について説明します。

1.1. コンポーネントごとに1行

コンポーネントに関連するすべての情報は,1行に保存されます。ScreenやPageなどの画面に実際に表示されるコンポーネントだけでなく,LoopやSequenceでも1行で出力されます。

基本的な考え方として,利用可能なすべての情報をログに記録します。煩雑になってしまいますが,情報のフィルタリングは分析段階で行います

2.デフォルトで出力される情報

2.1.メタデータ

sender_type

データを収集したコンポーネントのタイプに関する情報です。「コンポーネントのライブラリ」と「コンポーネント自体のタイプ」をピリオドで区切って表現します。

例:canvas.Screen,html.Form,flow.Sequence といった表示

sender_id

実験のタイムラインにおけるコンポーネントの位置情報を表します。プログラムの入れ子構造を反映しているため,ややこしく見えます。

1_1_1のような形式で指定することで特定の画面だけをフィルタリングすることができます。結果の分析時に,他のパラメータで上手く抽出できない場合の(最後の)手段として使ったりします。

timestamp

データが記録された絶対時刻が含まれています。この列はISO 8601の日付形式を使用します。

日時のフォーマット(ISO 8601) - Qiita

meta

メタデータプラグインによって追加され,調査へのアクセスに使用されるURLと,参加者のブラウザー,画面サイズ,および言語設定に関する技術情報を記録します。この情報は,残りの列が乱雑にならないようにJSONとしてエンコードされます。通常は最初の行に記載されます。

2.2. 参加者の反応

response