<aside> 💡 このドキュメントは、lab.jsという実験プログラムを作成するためのツールについての詳細な説明を提供しています。ビルダー画面での刺激の呈示時間や試行数の設定方法、コンポーネントの追加方法、画面に図形を呈示する方法、反応キーの設定方法、Scriptsで刺激呈示を制御する方法、Pageコンポーネントの説明などが含まれています。
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このページは,lab.jsについて詳しく知りたい方向けです。とりあえず使ってみたい方はこのページは飛ばして,実験のデモプログラムの体験,実験の作成に進んでください。
lab.js の紹介としては,小林先生のホームページでの解説や小林回の説明が,わかりやすいです。今回は,その内容をさらに肉付けするような形で説明を加えていきます。
lab.jsは,心理学実験・調査を実施するためのJavaScriptライブラリです。Webページの内容や見た目を制御するプログラミング言語として,HTMLとCSSがありますが,作成したコンテンツを動的に変更する場合にはJavaScriptが必要になります。lab.js ビルダーは主にJavaScriptのコードの部分をGUIベースで作成するために用いられます。
lab.js自体はプログラミングが必要ですが,GUIで作成するウェブアプリケーションとしてlab.js ビルダーが提供されているため,視覚的に情報を確認し,マウスなどのデバイスによって直感的に操作可能です。
lab.js ビルダーはインターネットブラウザ上で起動するため,コンピュータにソフトウェアをインストールする必要がなく,異なるコンピュータでもほぼ同じ環境で利用することができます。現在,ブラウザは,PC,スマートフォン,タブレット等において標準的にインストールされていることから,様々な環境下で実験プログラムの作成が可能です。以上のように,プログラミング不要,ソフトウェアインストール不要,使い慣れているブラウザ上で動作するという点で,lab.jsは初学者にとって敷居が低いと思われます。作成した実験は,オフライン環境でも実施可能です。実験の実行環境としてはPCに加え,タブレットやスマートフォンでも動作します。
lab.jsのパフォーマンスについては以下のページで最新の状態が確認可能です。また,小林回のページでも説明がされていますので参考にしてください。時間精度を高める実験プログラムの作成に関しては別ページで解説しています。