1. lab.jsをローカル環境で動かすセットアップ

VR環境を構築するためには，3DCGファイルを読み込む必要がありますが，ファイルサイズが大きいので，web版ではStaticフォルダにアップロードして使用することができません（2.5MB以下のファイルしかアップロード出来ないようです）。

そこで，以下の小林先生の解説を参考にしてlab.js Builderをローカルサーバーで動かすようにし，lab.js Builderにアップロード可能なファイル制限等を変えてしまおうと思います。

以下はMac環境でしか試していません。

lab.js Builderをローカルサーバーで動かす（Mac） | Memory and Emotion Lab

手順通りにセットアップが出来ると，以下のようにローカルサーバーでlab.js Builderが起動します。

2. lab.js Builderの設定を変える

最大容量(50MB)と1ファイルあたりの制限(2.5M)はそれぞれ以下のファイルを修正すると変えることができます。

まずは，「packages」 -> 「builder」 -> 「src」 -> 「components」までフォルダを移動します。以下のように，様々なフォルダがあります。

最大容量は(50MB)は「FileStorageIndicator」フォルダ内のindex.js を編集してください。

１ファイルあたりの制限(2.5MB)は「Uploader」 フォルダ内のindex.jsです。

「FileStorageIndicator」は以下の「50」の数字を「100」等に変えれば，アップロード可能な最大容量を増やせると思います。

import React from 'react'
import { connect } from 'react-redux'

import { Progress } from 'reactstrap'

import { sizeFromDataURI } from '../../logic/util/dataURI'

const StorageLevel = ({ space }) =>
  <Progress
    value={ space }
    max={ 50 * 1024 }
    style={{
      height: '25px',
    }}
  >
    <span className="pl-2">
      { (space / 1024).toFixed(1) } / 50 MB
    </span>
  </Progress>

const mapStateToProps = (state) => ({
  space: Object.entries(state.files.files)
    .reduce((acc, [, { content }]) => acc + sizeFromDataURI(content), 0)
})

export default connect(mapStateToProps)(StorageLevel)