1. jsPsychとは？

jsPsych（de Leeuw, 2015;https://www.jspsych.org/)はJavaScriptベースのフリーの心理学実験作成ソフトウェアです。さまざまなチュートリアルがありますので，詳しくはそちらをご参照ください。

• 黒木先生によるチュートリアル
• 国里先生によるチュートリアル
• 小林先生によるチュートリアル

また，jsPsychは，関連するライブラリやツールが豊富にあるのも魅力です。

• jspsych-psychophysics (Kuroki, 2020)：画面のリフレッシュレートと同期して刺激を提示することで，正確なタイミングで画面に刺激を提示することができるプラグインです。「Demonstration」のページでは，このプラグインを使用した様々な実験プログラムを見ることが出来ます。
• The Experiment Factory：Experiment LibraryのページにjsPsychを使用した様々な実験プログラムが公開されています。

2. jsPsych とlab.js Builder のどちらがオススメ？

オンライン実験の学習を始める方の多くは，jsPsychを使うか，その他のツールを使うかで迷われるのではないでしょうか。私のイメージとしては，jsPsychが王道という感じで，それ以外のツールはjsPsychとの違いを主張して勝負をしている（？）ように思います。小林先生の以下の記事もご参照ください。

jsPsych vs. lab.js | Memory and Emotion Lab

3. jsPsych をlab.js Builderで使う

前置きが長くなりましたが，今回はlab.js BuilderでjsPsychのプログラムを動かす方法を説明していきたいと思います。

まずは，jsPsychのホームページの右上の「jspsych/jspsych」を押してGitHubのホームページに移動してください。

「Code」をクリックして「Download ZIP」を押してください。