「事前説明・インフォームドコンセントの取得」,「デモグラフィック変数の測定」など,lab.jsで一度作成した実験プログラムから一部のコンポーネントを別の実験プログラムで利用したいという場合があります。lab.jsではコンポーネントをエクスポートし,他の実験プログラムにインポートすることが可能です。同様にエクスポートした実験プログラム全体を他の実験プログラムにインポートすることも可能です。
コンポーネントをエクスポートするには,以下の画像のように,エクスポートしたいコンポーネントをサイドバーで選択し,▼の押してください。その中にある「Export」を選ぶことで,当該コンポーネントをJSON形式でエクスポートすることができます。LoopやSequenceをエクスポートすると,ネストされているコンポーネントも含めてエクスポートできます。
実験プログラム全体をインポートにエクスポートするには,特別な手順はいらず,Offline data collectionを選び,JSON形式で実験プログラム全体を保存してください。
エクスポートしたコンポーネントまたは実験プログラム全体をインポートするには,サイドバーの「+」を押した後に表示されるメニューで一番右側の📁ボタンを選びます。そして,「Import component from file」をクリックし,インポートしたいコンポーネントまたは実験プログラム全体を選んでください。
再利用すると便利なコンポーネントを紹介します。基本的には様々な実験で共通して用いるものや作成に手間がかかるものがオススメです。可能なら,段階ごとにSequenceにまとめたり,各コンポーネントをテンプレート化しておくとよいでしょう。実験作成に最低限必要なコンポーネントをまとめてたインポート用ファイルを用意しておくのも便利かもしれません。
©2020 Masanori Kobayashi