OSPAN課題とは?
OSPAN課題は(Operation span test),呈示された数式の正誤判断をしながら単語を記銘し,単語の再生成績を基に作業記憶容量を測定する方法です。日本語版のOSPAN課題としては,小林・大久保(2014)が開発されています。
小林 晃洋, 大久保 街亜(2014). 日本語版オペレーションスパンテストによるワーキングメモリの測定, 心理学研究, 85(1), 60-68
専修大学 心理科学研究センター
本デモは,認知トレーニングに関する卒業研究で,トレーニング用に繰り返し用いるために作成しました。小林・大久保(2014)を参考にし,lab.jsを用いて作成されたものです。標準化等は行なっていないので,ワーキングメモリが正しく測定できるのかはわかりません。OSPAN風のデモ課題としてご利用ください。
説明
- OSPANは1試行が計算課題,記銘課題,再生課題,フィードバックで構成されています。
- 計算課題と記銘課題はスパンの数だけ1試行内で繰り返されます。
- 計算課題・記銘課題のスパンは「3」のみです。5試行行われます。
計算課題
- 計算課題では画面中央に計算式が呈示され, 5秒以内に回答するよう教示された。
- 残り秒数を計算問題の上部に表示した(ただし、5秒以上経過しても画面は自動で切り替わらなかった)。
- 参加者は画面に呈示される計算式をできるだけ速く正確に暗算し,答えがわかったらマウスをクリックすることが求められた。
- クリックで反応すると画面が切り替わり,画面中央上部に数字が呈示され,画面中央下部に○が書かれたボタンと×が書かれたボタンが呈示された。
- 参加者はここで呈示された数字が,先ほど呈示された計算式の答えと同じ数字であったら○,そうでなければ×をできるだけ速く判断しクリックすることが求められた。
- ○か×がクリックされると,選択に関するフィードバックはせずに記銘課題に移った。
- 計算課題で呈示する計算式の出題形式は2種類あり,一つは九九の範囲内で乗算・除算を行う前に加算または減算を行わせる問題であった(たとえば,(2+3)×4=?)。