Googleフォームで実施した調査データの前処理

Googleフォームの回答データの入手方法

回答はGoogleフォームの回答タブをクリックすると閲覧できます。回答がある場合は回答数が表示されます。

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Googleフォームの回答はGoogleスプレッドシート(Excelのようなもの)に保存可能です。Googleスプレッドシートを一度作成すると,それ以降にGoogleフォームに回答が行われた場合も自動的にデータがGoogleスプレッドシートに追加されていきます。

  1. Googleフォームの回答の右上にあるGoogleスプレッドシートのボタン(緑のボタン)をクリック

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  2. 回答先の選択で「新しいスプレッドシートを作成」を選び,「作成」を押す

    https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/b6ee879b-3cd5-45ba-8030-8dc23a073c67/Untitled.png

Googleスプレッドシートでは,各参加者の回答が1行,質問が各列に入ります。タイムスタンプとして回答を行った時間です。

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回答は選択肢の文章がそのまま入ります。「1 まったくあてはまらない」といった選択肢にした場合には,文章すべてが記録されてしまいます。しかし,分析では「数値だけ」を扱いたいため,このままでは分析ができません。そこで,分析前にデータの前処理を行う必要があります。

Googleフォームの回答データの前処理

前処理用の練習用データとして以下を利用してください。↑のようにGoogleフォームの回答をGoogleスプレッドシートで作成したものです。

人生の意味尺度(回答)

練習に用いるデータは人生の意味(meaning in life)尺度(Steger, 2006)に対するデモデータです。この尺度は人生の意味をどのように捉えているかを測定する2因子構造の尺度で,以下の2因子から構成されます。選択肢は7件法(1.まったくあてはまらない~7.非常によくあてはまる)です。

  1. 意味保有因子:自分の人生に意味があると感じているか
  2. 意味探求因子:自分の人生の意味を探しているか

前処理を行う際のポイント

前処理・データ処理を行う際に重要なポイントは「ローデータ(Raw data)はいじらないようにする」ことです。ローデータとは元のデータのこと指します(今回ならGoogleスプレッドシートのデータ)。分析用にローデータをコピーや複製して前処理を行います。

Excelでの前処理

まず,GoogleスプレッドシートのデータをExcelで読み込みます。以下の手順でGoogスプレッドシートからExcel形式でデータをダウンロードします。