はじめに

目的

多肢選択やテキスト入力などから構成される質問紙を作成します。はじめてのlab.jsとlab.js Builder事前説明とインフォームドコンセントの取得 と同様にPageを使うので,その後に読んでいただくとスムーズです。

lab.jsで質問紙を作成するメリット

無料で質問紙を作成する場合,Google formやMicrosoft formsも良いツールですが,lab.jsで作成するメリットがいくつかあります。おそらく,Google formやMicrosoft formsでも実装されていたり,スクリプトを書いたり,工夫すれば実装できるものもあるかと思いますが,lab.jsでの質問紙実施のメリットをまとめておきます。

Pageを使って作成

lab.js BuilderではPage(HTML)とForm(HTML)の2つのコンポーネントによって質問紙を作成することができます。前者はGUIでの作成,後者はHTML(コード)での作成になります。今回はPage(HTML)を用いた作成方法を紹介します。Pageは単純再認3(計算段階ランダム実施) のように教示の呈示にも活用できます。

また,Scriptsでの作成になりますが,比較的,簡単に質問紙を作れるものも質問紙(Scriptsで多肢選択式) で配布しています。

多肢選択(multiple choice)

多肢選択は質問項目を呈示し,その回答として,いくつかの選択肢の中から1つを選択してもらうという形式です。リッカート形式と並んで,多く用いられる形式でしょう。デモでは,「猫がどの程度好きか」を5件法(1〜5)で問う多肢選択式の質問項目を作成します。以下のような手順で作成してみてください。

  1. サイドバーの「+」から「Page」を追加
  2. 「Page」の名前を「Questionnaire」に変更(名前は何でもOK)
  3. 「Content」にすでに教示用のテキストを打ち込む画面が表示されているので,Textに以下のような教示文を記入(Titleは空欄のままでOK)