ストループ課題は広く知られた課題ですが,調べて見ると実に様々な反応形式があります。各色名に対応したボタンを押すタイプ,声で色名を読み上げるタイプなどなど。今回はそのようなバリエーションの中から,色名を入力するタイプのストループ課題を作成してみました(下の画像は課題画面)。命名での反応形式を選んだのは,Mturkでオンライン実験で様々な効果が生じるかを調べたCrump et al. (2013)が採用していたためです。さらに,最後に正答率と干渉量(ストループ効果量)を計算し表示するようにしてみました。色名の入力の際に推測変換が動くと正確な入力時間を測定できないため,自作したJapaneseTextInput for lab.jsを入力に使用しています。
細かい条件はプログラムの中身を見て頂きたいのですが,実験を通して一致条件と不一致条件は1:1の頻度になっています。また,一致条件内,不一致条件内ともに,すべての文字色と色名は等しい頻度で出現するように設定しています。具体的には一致条件は文字色と色名が一致する4種類が3回(12回)という構成,不一致条件は文字色が色名と一致しない3種類が文字色の数分(12回)という構成となっています。
<aside> ⚠️ 配布カテゴリのプログラムの利用について 配布に掲載しているプログラムはlab.jsに習熟した方向けに参考資料としてご利用いただく目的で掲載しています。もちろん,改変してデータ収集にご利用頂いてもかまいません(引用はお願いします)。これらのプログラムは比較的複雑なプログラムになっており,Scriptsを利用しているものが大半です。説明が複雑になるため,配布だけとさせていただいております。ご了承ください。 *配布プログラムを用いたデータ収集は自己責任でお願いします
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©2021 Masanori Kobayashi