1. 反応キーごとに別画面を表示するには?

「Behavior」 タブの「Meta」の中にある,「Skip」と「Tardy」を利用します。私は,このコマンドの使い方がイマイチ分かっていなかったのですが,反応キーごとに別の画面に移動したいときに有効です。主な用途としては,条件や参加者の反応などに応じて課題そのものを変える参加者間要因での使用でしょうか。例えば,以下の小林先生のチュートリアルでは,計算課題を実施するかしないかを「Skip」と「Tardy」を使って実装しています。

単純再認3(計算段階ランダム実施)

以下のように「Skip」のフィールド内にプレイスホルダーで条件文を入力し,「Tardy」にチェックをつけるという使い方が一般的です。ここで**「Skip」にチェックをつけると毎回スキップしてしまうので,この画面が表示されなくなってしまいます**。また,条件式には**「!=」**という見慣れない演算子を使います。この演算子の意味は,「**this.state.feedback が 1 と一致しない時」**です。

ややこしいのですが,**「this.state.feedback が 1 と一致しない時」に「Skipする」という設定をしています。これは,「this.state.feedback が 1 と一致する時」には「Skipしない」**ということですので,feedbackというパラメータに1が代入されていれば,この画面が表示されます。

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今回は以下の例のように,Sequenceコンポーネントの下に反応を取得するScreenを設置し,次に「Feedback画面1」と「Feedback画面2」を設置します。「Feedback画面1」と「Feedback画面2」は,反応キーによってどちらか一方のみが表示されます。

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まずは,「Sequenceコンポーネント」の「Scriptsタブ」に,パラメータを宣言します。この方法を使うか,グローバル変数を使うかをしないと,この変数を複数の画面で使用することが出来ません。詳しくは以下のチュートリアルで説明しています。

変数の画面間の継承について(重要)

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